ぼくが生まれて初めて自分の力で名前を調べた植物。

チヂミザサ

▲それが、このチヂミザサ!

チヂミザサ

▲笹のような葉っぱをしていて、さらに葉のふちが縮れているので「チヂミザサ」。

しかしササの仲間ではなく、イネ科チヂミザサ属に属するというちょっとややこしい植物です。

よりによってこんな目立たない植物が、どうして生まれてはじめて自力で調べた草になったのかと言うと…この草、どこにでも生えているんです。

大学生の時に、公園の林の下に生える草と、樹冠の透過光との関係を調べていたのですが、かなりの確率でこいつがいたんですよね。なんなのこいつ。

チヂミザサ

▲そう思って調べたのが、ぼくとチヂミザサの出会い。

こんなにいるならば、きっと林の透過光とチヂミザサの成長には関係があるに違いない!

チヂミザサ

▲よく見るとこっそり花が咲いていたりして、これが意外な綺麗さ。

そしてさらに僕好みなのが、まさに今!

チヂミザサ

▲そろそろ近寄ってみると、もうすっかり花が終わり、実がついています。

この写真、実になにかついているのが見えませんでしょうか??

チヂミザサ

▲ほら。

チヂミザサ

▲ここ!水滴!

日の光に照らされて綺麗に輝いています。綺麗だ、なんてフォトジェニック!

チヂミザサ

▲そう写真を撮っているうちに、気付けばズボンにたくさんくっついていたチヂミザサの種。触ってみるとベタベタしています。

チヂミザサ

▲そう、この綺麗な水滴はじつはネバネバした粘液で、このネバネバで人や動物にくっつくという仕掛けをチヂミザサはほどこしていたのでした。

これまで種のギザギザでひっかかる戦法の種のことは何種類かご紹介しましたが、これはネバネバひっつく作戦。これがまた一度くっつくとなかなか取れないんだ。

ということで、大学生の時の「何故この草がたくさん生えているんだろう」という疑問は、林の透過光の影響ではなく、ただ公園で人が種を運んでいるからだということが、卒業してから分かったのでした。

ひっつき虫は誰にどのくらいの距離運ばれるのか、みたいな研究した方が面白かったかな?


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