葉っぱの上に花が咲く? ナギイカダの不思議なつくり

今日もお散歩を兼ねて、植物観察ネタ集めに近所をブラブラ。

ナギイカダ

▲おっ、面白いもの発見。

そういえばこの植物の写真ってちゃんと撮ったことがないかもと思い、早速撮影。

ナギイカダ

▲葉の先が尖り、触るととっっっても痛いナギイカダの葉っぱ。結構堅いんですこの緑。

ナギイカダ

▲近くで撮るためにはこのトゲトゲに額を突き刺しながら近づくしかない。

 

イタタタっ! うぅむでも仕方がない、これも全て観察のためだ。

ナギイカダ

▲と、バシバシ写真を撮りながら、あることに気が付いた私。

あれ、この小さいのってもしかして…?

ナギイカダ

▲とげとげに刺されながらさらに近付いてみる。

ナギイカダ

▲まちがいない。花だ。

ナギイカダ

▲微妙に花柄まである。

赤い実が有名な植物なので、今までみたことがありませんでした。

実がつくということは、そりゃ花も咲きますよね。

ナギイカダ

▲へぇこんな花の形をしていたのかぁ。知らなかったな。

・・・とその前に、いやいやでもちょっと待って!と思った方もいらっしゃるはず。

ナギイカダ

▲なにせこの花、葉っぱの上に咲いているわけですからね。

そんなことあるのか?と思うかもしれませんが、そんなことあるのが植物の世界なんです。

ナギイカダ

▲というのも、ナギイカダの葉っぱに見える部分は、じつは葉でなく「枝」が変化したもので、本当の葉っぱはほぼ退化し見えなくなっているのだそうです。

ナギイカダ

▲葉に見えるけど、これが枝だっていうなら枝の途中から花が咲くのは納得。

気になってきたので、よく参考にしている筑波実験植物園HPをちゃんとのぞいてみると

〔茎で働く遺伝子(STM)と葉で働く遺伝子(YABBY)、どちらが働くか調べた研究から、どちらの遺伝子も発現していることがわかってきました。どうやらこの仮葉枝、葉と茎両方の性質をあわせもつ器官のようです。〕

と書いてありました。

なんだかよく分かったような分からないようなですが、「遺伝子」と言われてしまうと、納得するしかないのが非研究者のつらいところ。

とにかくこの葉っぱは、葉であり茎であるということだそうです。

 

 

 

一応分かったことにして、いきなり問題です。

それではこれはどうでしょうか。

リュウキュウハナイカダ

▲同じように葉の上に花が咲くハナイカダ(この写真はリュウキュウハナイカダです)

リュウキュウハナイカダ

▲これも思わずえぇー!と言ってしまう見た目ですが、この葉っぱは、葉でしょうか。それとも茎でしょうか。

 

正解は…

リュウキュウハナイカダ

▲葉っぱの付け根から花までの部分に、ちょっと違う色の線が見えますでしょうか。

ここまでは葉っぱではなく「花の茎」、そして花から先端に向かっては「葉っぱ」なのだそうです。

花の茎と葉っぱの部分が何故か一緒になっているため、全体として葉っぱの上に花が咲いているように見えると、そういうことなんだそうです。

うぅん。やっぱり奥が深いぞ植物は。

ナギイカダ

▲こっちは葉のふりをしてじつは枝のナギイカダ。

まぁ僕としては立場上この葉っぱが、葉なのか枝なのか茎なのか知っておきたいわけですが、普通に楽しむ分には、葉の上に花が咲いている!!!でいいと思います。

ナギイカダ

▲でもこんな植物見たことないよ。と言う方も多いかもしれませんが、ナギイカダは昔からこのトゲトゲを活かして侵入防止用の庭木として植えられてきた植物です。

最近はあまり流行ってないみたいですが、その名残りが案外まちなかに残っています。

目立つ赤い実がついているときじゃなく、あえて目立たない花の時期にナギイカダを探してみるのもちょっとオツですので、是非とも探してみてください。

それにしても、次々花が咲いて楽しい季節だなぁ。

 

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2018.04.08

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詳細:https://www.facebook.com/events/1638274196266204/

*初心者向け、どちらかというと大人対象。

 

 

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2 コメント

  1. watashinoniwa

    毎回、Facebookにつけられた、このコーナーの入り口に出会うと、嬉しくなって潜入します。ワクワクしながら植物に近づいていけるように、上手に画像を組んでコメントをつけてあるので、まるでその場に同行させてもらっているようにドキドキしながら進んでいって、「え?もう終わるの?」って具合に、「楽しみ」の「続編」を期待させる形で終わります。きっと、その「続編」は、自分で探しにいかなければならないのでしょう。ね。

    • 鈴木純

      ブログでのご紹介は、どうしてもいつも「きっかけ」にしか過ぎないので、実際に皆さんにも本物を見にいってもらいたいというのが私の願いです。
      いつもブログへのご訪問ありがとうございます!

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