昨日は夕方から夜にかけて咲くオシロイバナを詳しく観察してみましたが、夜に咲く花と言えば、忘れちゃいけないのがこの植物。

カラスウリの花

▲じゃん。一度見たら忘れられない夏の花!カラスウリです。

僕も感情に左右される一人の人間なので、数ある花の中でもついつい依怙贔屓してしまう植物がありますが、カラスウリはまさにそんな花。

カラスウリの花

▲だって凄くないですか。この圧倒的な存在感。二度見必須の面白さです。

こんな花が街中で普通に見られるのだから本当に驚き。もう驚いてばっかりだな、植物には。

カラスウリの葉

▲お近くで探してみたい方は、昼間の内にこんな葉っぱをしている「つる植物」を探してみてください。

カラスウリのつぼみ

▲すると、中にこんな形をしたつぼみがあるはず。

これを見つけたらもうこっちのもの。どれだけ待っても昼間は咲かないので、夕暮れになったらまたこの場所に来てみます。

カラスウリの花

▲18:30。あたりが暗くなってきたころに来ると、やや!つぼみが少しほころんでいる!

カラスウリの花

▲18:45。どうもつぼみの真ん中から外側へ向けて花びらを広げていくようです。

カラスウリの花

▲横から。この状況も何だか神秘的です。ロマンですねぇ。

カラスウリの花

▲19:00。意外にサクサクと花は開いていきます。

カラスウリの花

▲19:30。もうすっかり満開!いやはや、何て見応えのある植物でしょうか。

ちなみに、このカラスウリも一日でしぼむ一日花なので

カラスウリの花

▲翌朝にはこんな姿になっています。

カラスウリの花

▲開く時は器用なのに、閉じるときは結構花びらが余っちゃうのが何ともキュート。

こんなに見る者を楽しませてくれる花が、人知れず街中で咲いていて良いのかしらなんて思ってしまいますが、別にそれでいいんです。

なぜならカラスウリは、特に人間に見られることを欲しておりませんからね。(他の花もそうですけど…)

カラスウリが求めているのは、オシロイバナと同じで「スズメガ」なんだとか。

カラスウリは、数多くいる生物の中からスズメガだけを選んで、自分の蜜を提供する代わりに花粉を運んでもらっているのだそうです。

なるほど。それはいいのだけど、でもどうしてわざわざこんな恰好をしているのかしら?この白のヒラヒラはなんのため?

という、当然出てくるであろう疑問に対して、色々な人が色々なことを考えています。

・夜でも目立つように白のレースをつけた説。
・他の虫が止まれないように花びらをレース状にして、空中でホバリングして静止する能力のあるスズメガだけが蜜を吸えるようにした説。
・花びらを省エネした説。

などなど。

どれもうんうんそうかもなぁと思うものばかりですが、植物の話はほとんどそうだけど、結局こういうことはあくまでも人間が想像しているに過ぎないこと。

あっているかも知れないし、間違っているかもしれない。

本当の答えはカラスウリのみぞ知る。いやむしろカラスウリにだって分かっていないかもしれない。

なんとも心許ないようだけど、でもだからこそ植物は面白いと僕は思います。

分からないことを、分かるように自分なりに考えてみる。そうしているうちに植物とは、生物とは、進化とは!と、どんどん問いが大きくなっていく。

この問いが最終的にいきつくのは、生物はどのようにして誕生し、どこへ向かっていくのかという謎。

なんと、植物を楽しんでいるだけでいつのまにか人類最大の崇高な謎にチャレンジしているんですねぇ。

えへへ、やっぱり植物は面白いや。


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