もう暑くて暑くて頭がゆだりそうなので、今日は簡単な知名度抜群の草の話にします。
▲小さい子でも知ってるシロツメクサ。
灼熱の公園で今日もたくましく咲いています。暑くないのかねあなたは。
▲このクローバーの葉っぱも有名ですね。
前回同様、僕自身がこの暑さで朦朧としていますので、最近植物の声が聞こえるようになりました。
▲ねぇねぇちょっと、僕の花ちゃんと見てみてくれない?
▲そう言われちゃあ仕方ないので、よく見てみることにしました。滝のような汗をだらだら流しながら(カメラが汗で壊れないか心配なこの頃です。)
シロツメクサは、あのボンボリが一つの花ではなく、小さな花の集合体で出来ています。
▲花は下の方から咲いていき、
▲だんだん上の方へ進みながら一つずつ花を咲かせていきます。
▲咲き終わった花は順番に下にうなだれていき
▲上のつぼみにその花の盛りをバトンタッチしていきます。
▲それで、そうこうしている内に全部の花が咲き終わり、こうして下向きの房になるという順番で事が進んでいきます。
▲上から見るとこんな感じ。こうして見ると、花がたくさん咲いていたということがよく分かります。
花が終わったということは、当然その実が付くはずなんだけど、そういえばシロツメクサの実って見たことないなぁ。
▲そう思い、おもむろにこの茶色くなった花びらを取り除いてみました。
一番右上がそれなんですが、小さくて見えないと思うのでアップにします。
▲ここです。
わっ、こ、これは豆のさやじゃないか!
▲なんとまぁ。
と、慌ててひとつ失敬してよく見てみると、たしかに豆のさやの形をしています。
▲ビフォー、アフターで並べてみました。こうして見ると、そもそも花自体がちゃんとマメ科の花の形をしているなぁ。
▲しかし、誰が何といおうと豆だね。こりゃ。
▲小さいけれど、中身もちゃんと入っておりました。
▲マメだったのね!あなたは。
これからはちゃんとそう認識して見るように心がけたく思います。
ちなみに私、昨晩は外国に1か月暮らす夢を見たのですが、そこでもこのシロツメクサが咲いていました。
▲きっと僕が夢の中で暮らしていた外国はオランダ。
なぜならこのシロツメクサは、江戸時代にオランダからやってきたものだと言われていて、ガラス製の食器を輸送中に割れないようするために、このシロツメクサを梱包材として使ったのだそうです。
箱のなかに「詰める」「白い」「草」で、シロツメクサ。鎖国時代の数少ない交易のチャンスを見事に活かして日本に辿り着いた逞しき植物です。
あなたがマメ科だという証拠もばっちり押さえたし、今日もこれで暑さを乗り切ることが出来そうです。
(スポンサードリンク)
コメントを残す