落花生について、ずっと疑問に思っていたことがあったので、今年は落花生のことを追いかけていました。
まずは落花生を用意して…
▲おもむろに庭に植え、3日から1週間ほど待ったなら
▲こうしてひょこっと発芽してきます。
▲見守っても見守らなくても、落花生はすくすく伸びていき
▲どんどん大きくなっていきます。
▲ある程度成長すると、黄色いマメの花を咲かせ
▲すぐさま萎れて
▲くしゃくしゃになり
▲こうして落ちていくという流れ。
さて、ここからが謎だったんです。
落花生を収穫したことがある方はご存知と思いますが、落花生の豆は地上ではなく地中に出来るんですよね。
▲落花生収穫の様子(昨年の10月の写真)
▲よっこいせと地中から引き抜くと、豆が地中にいっぱい出来ているわけなんですが
▲ということは、この花が地中に潜るってことだよね。
だけど、このか細い花茎がこれから土に潜っていける気が全くしないんだよな、僕には…。
というのが長年の疑問でした。きっと何か花が潜っていくための秘訣があるはずだ!とこの2か月ずっと探し続けていたのですが
▲ついに決定的瞬間を発見!
花茎の根本に、やけにしっかりしていそうな茎が出てきていました。
なるほど~!
▲てっきりこの花が土の中に潜っていくのだろうと思っていましたが
▲そうじゃなくて、花が終わったあとにまた新たに子房が根本が伸びてくるという仕組みだったんです。
▲ね。これが伸びていって
▲地面に刺さっていくというわけだ。これなら納得!
さて、それではこの土の中に潜り込んだ子房がどうなっていくのかというと
▲ちょっと失礼して周辺を掘ってみると、ミニ落花生が出来ている!
▲遠景はこんな感じ。
これが土の中で少しづつ成長していき
▲2週間後にはこんな感じに大きくなっていました。
▲もうよく見慣れた落花生です。
10月になったらこれを収穫し、中から種を取り出して
▲またこの種を植えると
▲芽が出てくるというわけなんですね。うぅん素晴らしい。
植物のこの命の循環の仕組みは、いつ見ても驚きと感動に満ちています。まだギリギリ花が咲く季節ですので、もし落花生を育てている方がいらっしゃれば、この機会にぜひ観察もしてみてください。
子房が土に刺さっていくところを目撃すると、意外と感動しますヨ。
**暑い夏も終わりに近付いてきたので、観察会を再開します**
2018.09.15
まちの植物はともだち@谷保 ー秋ー
詳細はFBのイベントページから:
https://www.facebook.com/events/263365850952873/
**最近、こんなこともしています**
日本各地の魅力的な取り組みを存分に見させてもらうスローツアー
9/28~30
岐阜県 石徹白の小水力発電と 郡上八幡の水を活かした暮らしをめぐる旅 3日間
https://slow-tour.net/2018/08/04/tour/623/
10/6~8
山形県の在来作物と その生産者さんを訪ねる旅 3日間
https://slow-tour.net/2018/08/05/tour/638/