まちの植物はともだち

植物観察日記#8(4/8ナズナ、オオイヌノフグリ)

今日は、じじばばが家に来てくれた。

ぼくからしたら「父と母」なのだけど、いまはすべてが娘中心なので、やっぱり「じじばば」と呼ぶことになる。家族がひとり増えると、関係する人がみんな変わる。ひとりの存在は大きいなと、こんな時に思う。

ばぁばが娘と遊んでいるあいだに、じぃじとパートナーと僕は工房作り。家のうらにあるちょっとした小屋を改装して、パートナーの焼き菓子製造所をつくるのがミッション。床をはがし、断熱材を入れるところからやっているので時間がかかる。

じぃじとパートナーが頑張っているあいだ、ぼくは途中で作業を抜けて撮影へ。近所の道沿いにナズナがずらっと並んで咲いていた。

▲みんな左に傾いている。

そういえば昨日も今朝も風が強かった。外からの影響は受け流して生きる。植物らしい姿だなと思う。

じつは引っ越し前からここ一か月半ほど、ずっとドタバタしていて心休まる日がない。やらないといけないことだらけで毎日が綱渡り。疲労はたまる一方。弱音をはきたくなる。

ふぅ。とため息をついて下を見ると、側溝にオオイヌノフグリが咲いていた。

▲いったん垂れ下がったあとで、また上を向いて伸びたらしい。お見事。

ぼくも一度たれさがってしまおうかな。と思う。