まちの植物はともだち

ナズナ ペンペングサの種

露店でコーヒーを注文している間に、おもむろに路上のナズナを引っこ抜く。

そういえば、身近過ぎてこの植物ちゃんと見たことなかったな。なんて思いながら。

▲実を開けてびっくり、こんなところに種が!

ナズナと言えば、小さい頃にこうしてジャラジャラ音を鳴らして遊んだ記憶を皆さんお持ちだと思います。

ペンペングサの名前の由来は、「ペンペン」音がすることや、

実が三味線の鉢に似ていていること(三味線を弾く音が「ペンペン」)から来ていると言われています。

▲実のアップ。意外とちゃんと見たことが無いけれど可愛いハート型。

▲わざわざ全体の写真を載せなくても分かるだろうというほど、知名度の高い植物。

だけどこうした「知っているはず」の身近な植物ほどよく見ると面白いんです。

▲これが熟した実。

▲この実を開けると、こんなにたくさんの種が入っています。

▲全部あけるとこんなにも!

▲種が落ちると、この透明な部分だけが残ります。

面白い。この構造面白いよペンペングサ氏!

これはしっかり他の部分もよく見てみないと。ということで花をアップで観察。

▲上から見たところ。

▲花一つのアップ。花弁が十字に4枚なのはアブラナ科の花の特徴です。

▲花弁の中から、実が出てきている!

うぅむ。なかなか面白いぞ、ペンペングサ。もう少し研究を続けよう。と一人興奮してきたところで、頼んでいたコーヒーの出来上がり。

待ち時間だってあっという間に過ぎる植物観察。地味だけど、植物見ていると良いことがたくさんあります。