足元にハラハラと落ちていたこんなもの。
▲しまった、もう咲いてたか!!と、慌てて上を見上げると
▲やっぱりたくさん咲いておりました。
(なんだかチューリップみたいだな・・・。)
▲そう思うのは僕だけではないみたいで、見た目の通りチューリップツリーという英名が付けられています。
日本人はこの花をユリにたとえ、「ユリノキ」という和名を付けたのですが、国によって名前の付け方が変わるのは面白いものですね。
▲日に透けると中のシルエットが見えて、これまた美しい。
▲葉っぱが半纏みたいなので、ハンテンボクと呼ばれることも。
▲こんな風に、よく公園で植えられています。
母校のキャンパスにこの木が植わっていたので、季節になるとよく樹上に咲くチューリップの花を探したものです。
分かりやすい木なので、是非近くで探してみてください。
…という感じでさらっとは終わらないのがこのブログ。
じつは今年は1か月前からユリノキの芽吹きの様子を追っかけていました。これがまた可愛いんだ。
▲つぼみ発見(4月1日)。
▲はぁい!
と言っているかのような芽吹き。
▲両手を広げて
▲風に揺られて踊っているのかのよう。
▲葉も花も、日に透かすと美しいのがユリノキ。
この半纏の葉っぱが本当に可愛らしいです。
▲この葉っぱの中心をよく見てみると、ぷくっと膨らんだ部分があるのが分かります。
▲これが1か月後にはこうして花になるんですねぇ。
もう!この樹木ほんとに可愛い!たまりません。
▲ちなみに秋になると、上の写真の茶色の部分のような実がつきます。
(写真はもう種が落ちたあと)
この実から種が落ちる様子がまた面白いのですが、それは次の秋が来た時のお楽しみ。
まちの植物はともだち - beyond-ecophobia.com |
年中楽しませてくれるユリノキは、近くにあったら嬉しくなる樹木です。
ブログを更新出来ずにいるときは、大体なにかに追い込まれている時なのですが、2週間ぶりにまちの植物を探しに行ったらもうすっかり夏の気配に満ちていて、淡い春の記憶はどこかへ溶けて見えなくなってしまっておりました。
うぅん寂しいなぁ。という気持ちになるかと思いきや、そうはさせてくれないのが夏のパワー。こちらが休んでいる間もなく植物はどんどん姿を変えていくので、引き続き追っかけに大忙しな季節が続きます。
明日は何が見れるかな。ふふふ。