昨日まで、沖縄県某所に出かけていました。
ところ変われば、目につく植物だって変わるもの。
▲見事に成ったパパイヤの実。
東京ではスーパーで買わないと手に入らないフルーツですが、沖縄県では身近で見ることが出来ます。
▲なにせ、畑から逃げ出したパパイヤがこうして各地で野生化していますからね。
▲なんていう事もない植え込みにも登場。沖縄に来て、えぇっ!と驚く光景の一つです。
▲下から覗くと、葉っぱの雰囲気がなかなか格好いい植物。
せっかくパパイヤがこんなに身近にあるのだから、当然ちょこっと観察をしてみることにしました。
面白いのは、その花のかたち。
▲なんだこれはぁ!とびっくりしてから近づくと
▲花でした。
▲葉っぱの腋から長い柄を伸ばして咲いているこれは雄花。
当然ながら、この花は実になりません。それでは雌花は?というと
▲これです。雄花とは様子がまるで違うのが分かります。
▲下の緑はパパイヤの実。上の白いのがパパイヤの雌花。
スーパーで見るパパイヤはこうして出来るのか。ふむふむと思いつつちょっと変わったものを発見。
▲雌花に見えますが、柱頭の周りに黄色い雄しべらしきもの。
これ、もしかして両性花かしら?と疑い調べてみるとやっぱりパパイヤには「雄花」と「雌花」と「両性花」の3つの花があるのだとか。
両性花は、東京に帰ってきてから写真を見返して気が付いたので、今度沖縄に行く際は意識的に探してみよう。パパイヤもなかなか観察のしがいがある植物じゃないか。
なんて思いながら夕食を食べていると、刺身についてきたちょっと変わったつま。
▲お察しの良い方は分かったかも知れませんが、なんと沖縄では刺身のつまに青いパパイヤを使うことがあるのだとか!
▲教えてもらわないと気が付かない自然さで盛り付けられています。
東京の人間にとっては珍しいフルーツも、沖縄では漬物にしたりチャンプルーにしたりして身近な野菜として使われているそうです。へぇ~!
植物を見る習慣があると、旅先で見る風景に楽しさが増えるので、やっぱり植物はおススメ。
▲熱帯植物のサンダンカが、植え込みに使われていてビックリしたりね。