夏も近づくこの季節になると、何故だか香りのある花が増えてくるように思います。
▲スイカズラの花はその代表選手。
▲あるところには、こうしてたくさん咲いています。
いつも同じこと言ってるような気がしてきましたが、この植物も僕とっても好きなんです。何が好きって、スイカズラは色んな顔を持っていて、観察しがいがあって楽しいから。
▲まずは花が開いていくところ。つぼみはこうして縦長の形。未熟なのは少し黄色。
▲つぼみの先っぽが少し割れてきます。
▲どうですか、このつぼみが段々避けていく様子。僕こういうの見てると凄くドキドキしてくるんですよね、これからどうなっていくのだろう!って。
▲どーん!と一気に裂けて花が開きました。なんだか複雑な形をしているなぁ。
▲花の上の方は、先端だけ4つに分かれていて、下の方に細く裂けた部分が1つ。そして黄色い雄しべが雄しべが5本に、緑色の柱頭がついた雌しべが1本。
この季節、まちなかで甘い香りが漂ってきたら、このスイカズラか風車のようなテイカカズラであることが多いので、近くをキョロキョロ探してみてください。
▲花が終わる頃には、色が黄色に変わります。白と黄色の花が同時期に混じるので「金銀木」という名前もあります。
ちなみにスイカズラは、子どもたちが蜜を「吸い」、つる植物(つるのことを「かずら」と言います)だから、スイカズラ。
そしてそして、またの名を忍冬(ニンドウ)と言うのですが、これは葉っぱの方にその理由があります。
▲スイカズラは常緑性のつる植物。冬も忍ぶように葉をつけるので忍冬と呼ばれています。
そしてそしてそして、この葉っぱがまた面白いんです。この植物は。
▲よくみると、葉っぱの形には色々なものがあって、これもスイカズラの葉っぱ。
▲かと思えばこれもスイカズラの葉っぱ。
▲そしてこれもスイカズラの葉っぱ。
▲僕にとってはこれくらいの葉っぱを見ると、あっスイカズラだ!とすぐ認知出来るのですが
▲これを見せられると一瞬、なんだこれ。と思ってしまいますね。
▲隣同士でも形が変わるスイカズラ。
面白いので、花よりも葉っぱを探してしまうこの頃。スイカズラのこんな楽しみ方、皆さんもたまにはどうでしょうか。
それにしても、どうして葉っぱの形に違いがあるのだろう。植物の謎は深まるばかり。。。
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watashinoniwa
実際に吸ってみたけど、1個じゃ分からないのだなと思いました。口から匂いを吸った感じのほのかな香りがしました。