とにもかくにも山だって笑う春。
寒く長い冬を越え、ようやく芽生えた若い緑はどれも問答無用に美しい。
…と思っていたかった。
▲この樹に出会うまでは。
▲地底から伸びる茶褐色の手…ではなくヤツデの新芽である。
「春山淡治にして笑うが如く」の郭熙さんもビックリの堂々たる存在感。
▲こいつが少しずつ伸びていくと見慣れたヤツデのはっぱになるわけだけど、分かっていたって毎春のけぞるように驚いてしまう。
▲「春は美しい」と素直に言い切らせてくれない、ヤツデのこの奇妙な躍動感。
▲新芽が開ききると、こんな様子。
新芽の時は茶褐色の毛に包まれているのに、大きくなるとすっかりつやつやに。
植物は美しいだけでなく、時に想像を超えた奇妙さでもって見るものを楽しませてくれます。
今回の驚きは家から徒歩「2歩」の玄関先。
今日も楽しく過ごせそうな気がします。
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