何気に河川敷を歩いていてびっくり。

ツルボ

▲おぉっ!!

▲風になびくニョロニョロ(ムーミンの)!

ツルボ

▲ではなくて、秋の草・ツルボ。

秋は、春についで驚きが多い季節。道を歩けばこんなことばっかり呟いています。

ツルボ

▲「えぇ~!今までいなかったじゃん!」 急に出てきちゃって本当にまぁ。

ツルボ

▲しかも気付いたときには、このつぼみが

ツルボ

▲下からほころびはじめて

ツルボ

▲着々と花を咲かせているんだから

ツルボ

▲なんという成長の速さでしょうか。

ツルボ

▲花も結構きれいで

ツルボ

▲じつは端正な姿をしています。

ツルボ

▲横からもパシリ。うぅんなかなか良い花。僕好きだな、あなた。

だけどさ、なんなのかしらその成長力は。秋にいきなり出てきて花を咲かせるなんて、そんなこと出来るものなのかしら??

ツルボ

▲という謎のヒントがじつはこの根本に。

なんにも無いように見えて、こっそり葉っぱも一緒に出してきているわけですが、じつはツルボはその一生のなかで2回葉っぱを出すと言われています。

まずは春、他の植物が多く茂る前に葉っぱを出して光合成をして、夏の間はなんと地上から葉っぱを消してお休みするのだとか。

これがツルボの必殺技。冬眠ならぬ、「夏眠」です。

春の間にためたエネルギーを秋まで温存し、時が来たらいっきにまた地上部に現れて花を咲かせるという作戦。

夏は他に日差しを求めるライバルが多いことや、暑すぎる時期は頑張らないようにしているのではないかと考えられています。

ツルボ

▲あんたもなかなかやるねぇ。

よし、そうと分かれば来年の春は葉っぱだけ出しているツルボを探しにいかないと!…とつい意気込むわけですが、植物観察っていうのはきっとそうして永遠に終わりがこないものなのだろうと思います。それが楽しいんですね。

今年は残暑がまだ続きそうですが、このツルボのように、植物たちはちゃんと季節のめぐりを知っていて、ちゃくちゃくと衣替えをしています。

ぼくも余裕をかましていないで、ツルボを見習って秋へと進まないとなぁ。

 

▷夏眠るといえば、ヒガンバナも

まちの植物はともだち
https://beyond-ecophobia.com/lycoris-radiata/

 

**ということで、秋になったので観察会を再開します**

2018.09.15

まちの植物はともだち@谷保 ー秋ー

フウセンカズラの種

https://www.facebook.com/events/263365850952873/

**

2018.09.24

まちの植物と鳥はともだち@国分寺

https://www.facebook.com/events/273741596572443/

 

**最近、こんなこともしています**

日本各地の魅力的な取り組みを存分に見させてもらうスローツアー

10/6~8

山形県の在来作物と その生産者さんを訪ねる旅 3日間

https://slow-tour.net/2018/08/05/tour/638/

 

 


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