これまた小さくて、なかなか気付かれないのですが
▲いま、アオキが花盛り!
これこそどこにでも生えている、ザ・まちの植物なのですが、やっぱりその地味さゆえ通り過ぎてしまう人が多い樹木です。
先に目印をお伝えすると
▲こういう葉っぱで
▲大きくなっても幹が緑のままなので、ずっと青い木で「アオキ」。
▲根本を見てもまだ青い。
まぁでもあまり世間で認知されないのも分かります。確かに地味ですもんね、この樹木。
しかししかし!この時期のアオキには、皆さん要注目ですよ。
▲ぐっと葉っぱの付け根に近寄ると、すっかり綻んでいる冬芽。
冬芽には、その中に葉っぱだけが入っている「葉芽」と、葉っぱと花が両方入っている「混芽」と2種類ありますが、アオキの冬芽は後者のほう。
▲若い葉っぱと、小さい丸が花のつぼみ。
▲こっちの方が分かりやすいですかね。
そして、このつぼみが今回の注目ポイント。
▲花のつぼみ。
▲これが開くと…
▲じゃんっ!
どうでしょうかこの見た目。予想通りの花だったでしょうか?
じつは僕、この花を初めてみた時、結構ビックリしたんですよね。
▲だってなんだかどうですか。わぁ綺麗!という花ではないけれど、なんだか妖しい美しさじゃないですか。
▲この地味オブ地味な樹木に、こんな花が小さく咲いているんですねぇ。
▲続いて隣の株を見てみると、おっこれまた花が!
▲でもさっきの花とチョット様子が違うことにお気付きでしょうか。
▲アオキは雌雄異株といい、雄の樹と雌の樹が分かれている樹木。
この↑の写真は4つの黄色い花粉を出している雄しべがついてるので雄の花が咲く樹。
▲さっきの花は、柱頭だけ見えるので雌の花が咲く樹。
▲再度、遠くからの様子。うむ、やっぱり地味である…。
ぱっと見は地味なのに、近付くと美しいアオキ。しかも2種類の花が咲いている。
こういう植物は結構「まちの植物はともだち」的だなと思うので、アオキは結構好きな私です。
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watashinoniwa
以前から、紅い実をつけることは知っていたのですが、今日、私も、初めて「青木」の花に気づいて感動しました。肉眼では見えにくかったけど、カメラで覗くと、拡大されて不思議の世界が見えてきました。
鈴木純
見た目は地味な花ですからね^^;
季節が巡るのは早いもので、もう花の綺麗な時期は過ぎてしまった感じがしますね。今年は本当に季節が早いです。
高橋多美子
アオキの花、地味ですが好きです。
当地にはガガイモ科のクサナギオゴケという植物があります。
これも地味ですが同じチョコレート色の花です。
ところで先日、高尾山でシロミノアオキを初めて見ました。
高尾で見つかった白い実のアオキだそうです。
鈴木純
アオキは、僕もこっそりと好きな花です。何とも言えぬ綺麗さがありますよね◎
クサナギオゴケもシロミノアオキも見たことがありませんが、クサナギオゴケは確かにアオキの花に通じる美しさがありますね。
両方ともいつか見てみたいです。