もう11月も中盤。あぁ今年のうちにあれもこれもしないといけないことばっかりだ。
と、焦りながらも時は待ってくれず、すっかり秋も深くなってきました。
▲足元を見ると、ほらこんなに落ち葉が。
もうこんな季節かぁ、じゃあそろそろあれがあるかもな。
と、落ち葉をゴソゴソと探ってみるとー
▲やっぱりあった!
ふふ、これ好きなんだよな。と、言っても一体なんのことだか…という方が多いと思うので、この葉っぱの正体を遠くから見てみましょう。
▲正解はこれ。すっかり秋モードの「ケヤキ」から落ちてきた葉っぱでした。
ケヤキの木は、周りにさえぎるものがない場所で育つとこうして悠々と枝を広げます。
この立ち姿、まさに樹木の王道!という雰囲気で僕はとっても好きです。
さて、僕がこのケヤキの落ち葉のときめいている理由。それは、さきほどの写真の葉っぱにくっついているおまけにあります。
▲葉っぱの付け根に注目。これ、じつはケヤキの種なんです。
▲ケヤキの枝先をよく見ると、2種類の葉っぱがあります。
上のまだ黄色く大きな葉っぱは、種がついていない葉っぱで一枚一枚散っていくもの。
そして、下に垂れ下がり小さな葉っぱが何枚もくっついているもの。こちらには種がついています。
▲その、種がついた葉っぱが落ちたのがこの写真でした。
自ら動くことが出来ない植物は、何らかの方法で種を遠くに飛ばそうとします。鳥や動物に食べてもらって種を遠くまで運んでもらうものがいれば、くっつき虫のように動物の体にくっついて分布を広げるものもいて、その方法は植物によって千差万別。
ケヤキは、種と葉っぱを一緒に落とすことにより、「風にのって遠くまで運ぶ作戦」をとっているというわけです。
確かにケヤキの種を見てみると、こんなところに種をつけていたの?と思うほど目立たないし、その形もいたってシンプル。
目立つ色をつけたり、何かにくっつく付属部分を作るわけでもなく、余計なことはせず葉っぱと一緒に風に乗ろうとしたのがケヤキの方法みたいです。
写真では表現できませんが、確かのこの葉っぱと種、風にのってゆっくり落ちてきます。
それぞれの植物に、それぞれの方法がある。多様さの意義を言葉にするのは僕には相変わらず難しいけれど、多様って面白いなということだけは素直に言うことができます。
そういえば、ケヤキのことは春にも一回書いたんだった。
なんだか本当につい最近の気がするけど、ケヤキが芽吹いてきたのはもう7か月も前のことだったんだなぁ。植物はちゃんと季節を分かっていて凄いや。
ちなみに、いつもブログの写真は比較的ちゃんとしたカメラで撮ってきましたが、これはスマホのカメラで撮った写真がほとんど。普段はしない色補正もしちゃいました。
最近のスマホも凄い。結構これで十分ですね。
ちなみに、ケヤキの花についてはこちらかどうぞ。
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