前回、知ってても知らなくても良い知識シリーズとして(まぁ全ての記事がそうなんですが…)コナラの雌花、つまりドングリの赤ちゃんがどこにあるのかを探してみました。
なるほどぉ、と結構すっきりしたわけなんですが、今日ふと思ったんですよ。
▲じゃあクヌギは??と。
▲コナラみたいな花ついてますけども。
▲こんなにいっぱい。
▲きっとコナラと一緒でしょ?とフサフサに近付いてみると
▲これはやっぱり雄花でした。
と、いうことはきっと・・・
▲こっちなんでしょ!
▲ほら!
▲もう~!
▲目立たないねぇ、雌花は・・・誰も気づかないよこりゃ。
コナラもクヌギも、どんぐりが赤ちゃんの時には見せたくないのかな。と思いつつ、ふと目線を移すと
▲…!!これはっ!!!
▲間違いない。これもクヌギの赤ちゃんだ。
あれ?どういうこと??
▲これが今年の雌花ってことは、これが大きくなってクヌギのドングリになるってことだよね。
▲でももう同じ時期にこんな姿になっているものがあるというのはこれ如何に…しかもさっきの雌花は先端についてたけど、これはちょっと根本の方向にズレた場所についている。。。
と、ここでワタクシの過去ブログを思い出してくれた方はいないと思いますが、もしいらっしゃったらありがとうございます。
↑このマテバシイの記事でも書きましたが、じつはどんぐりには「1年で大きくなるもの」と「2年かけて大きくなるもの」があり、クヌギは2年かけて大きくなるタイプのドングリなんです。
▲ということは、こっちのドングリは去年咲いた雌花がほんの少~しだけ大きくなったものということか。
▲これがこうして大きくなり(2018年7月8日撮影)
▲見慣れたクヌギの大きなドングリになっていくというわけです(2018年9月6日撮影)。
クヌギとコナラは同じような花が咲くように見えるけど、ドングリの実を成らせるためにかける時間は1年も違うんですねぇ。
いやはやこれまた知っていてどうなるというもんでも無いんですけど、面白くないですか??
ねっ!面白いよね!!
と今日もどこにも届かぬ思いを心で叫ぶ私なのでした。
**新緑の観察会、ぜひどうぞ**
2019.04.20
新緑の景色をつくる 春の小さな主人公たち 〔まちの植物はともだち in小平〕
「新緑」を全体の景色として楽しむことはとても素晴らしいことですが、今回はその新緑をどういう個が構成しているのかということに着目して観察したいと思います。一瞬の春をつかまえにいきましょう!
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